【簡単ステップ】Kokoro-TTSをローカル環境にインストールする方法
こんにちは!今回は Hugging Faceの「Kokoro-TTS」 をローカル環境にインストールして動かす方法をご紹介します。音声合成に興味がある方は、ぜひ試してみてください!
目次
1. Kokoro-TTSとは?
Kokoro-TTS は、Hugging Face Spaces上で動作するテキスト読み上げ(TTS: Text-to-Speech)プロジェクトです。
しかし、Hugging Face上では処理速度やカスタマイズに制限があるため、ローカル環境で動かしたい方も多いはず。そこで今回は、 ローカル環境でKokoro-TTSをセットアップして使う方法 を解説します!
2. 必要な環境
Kokoro-TTSを動かすには、以下のものが必要です。
- Python 3.8以上
- Git
- pip(Pythonのパッケージ管理ツール)
- 仮想環境(venv推奨)
3. Kokoro-TTSのインストール手順
① リポジトリをクローンする
まず、Hugging Faceのリポジトリをローカルにダウンロードしましょう。
git clone https://huggingface.co/spaces/hexgrad/Kokoro-TTS
cd Kokoro-TTS
② 仮想環境を作成(推奨)
Pythonの仮想環境を作成しておくと、他のプロジェクトと依存関係が混ざらないのでオススメです。
python3 -m venv venv
source venv/bin/activate # Windowsなら `venv\Scripts\activate`
③ 必要なパッケージをインストール
requirements.txt
に必要なパッケージが記載されているので、まとめてインストールできます。
pip install -r requirements.txt
また、kokoro
パッケージが必要な場合は手動でインストールします。
pip install kokoro
④ アプリを実行する
Kokoro-TTSは Gradio で動作する可能性が高いため、以下のコマンドで起動します。
python app.py
または、以下のように gradio
コマンドで実行する場合もあります。
gradio app.py
もし streamlit
を使っている場合は、以下のコマンドを試してみてください。
streamlit run app.py
⑤ ローカルでアクセス
起動に成功すると、ターミナルにURLが表示されます。
たとえば、Gradioの場合は http://127.0.0.1:7860/
にアクセスすると、Kokoro-TTSのUIが開きます!
4. うまくいかないときのチェックポイント
- Pythonのバージョンを確認する
python --version
→ Python 3.8以上であることを確認 - pipが最新かどうかを確認する
pip install --upgrade pip
- エラーメッセージを読む
もしModuleNotFoundError
やImportError
が出た場合は、必要なライブラリが足りていない可能性があります。エラーメッセージに従ってpip install
しましょう。 - ポートが競合していないか確認
Gradioはデフォルトで7860
ポートを使います。他のプロセスと競合する場合はapp.py
内でポート番号を変更してみましょう。
5. まとめ
以上、Kokoro-TTSをローカル環境で動かす手順 でした!
簡単にまとめると:
✅ git clone
でリポジトリをダウンロード
✅ 仮想環境を作成し、依存関係をインストール
✅ python app.py
でアプリを起動
✅ http://127.0.0.1:7860/
にアクセス
Hugging Face Spacesの制約を受けずに、自由にカスタマイズできるのがローカル環境のメリットです。
興味のある方はぜひ試してみてください!