Windows で AWS CLI を使って VPC エンドポイントサービスを一覧表示する方法

目次

はじめに

AWSを利用していると、VPCエンドポイントサービスを確認したい場面があります。AWS CLIを使えば簡単に describe-vpc-endpoint-services コマンドで一覧表示できます。本記事では、Windows Server 2016 に AWS CLI をインストールし、VPC エンドポイントサービスの情報を取得し、さらに必要な情報のみを抽出してテキストファイルに保存する方法を解説します。


1. AWS CLI のインストール

1.1 AWS CLI のダウンロード

まず、AWS CLI を公式サイトからダウンロードします。

ダウンロードリンク

1.2 インストール

  1. ダウンロードした AWSCLIV2.msi をダブルクリック
  2. インストーラーの指示に従ってインストール

2. AWS CLI の設定

AWS CLI を使用するためには、認証情報の設定が必要です。

コマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを実行します。

aws configure

以下の情報を入力します。

  • AWS Access Key ID(アクセスキー)
  • AWS Secret Access Key(シークレットキー)
  • Default region name(例: ap-northeast-1)
  • Default output format(推奨: json)

3. VPC エンドポイントサービスを一覧表示

AWS CLI を設定したら、VPC エンドポイントサービスの一覧を取得できます。

aws ec2 describe-vpc-endpoint-services

このコマンドを実行すると、VPC エンドポイントサービスの情報が JSON 形式で出力されます。


4. 必要な情報(ServiceName & PrivateDnsName)のみを抽出

VPC エンドポイントサービスには様々な情報が含まれますが、今回は ServiceNamePrivateDnsName のみを取得したい場合のコマンドを紹介します。

aws ec2 describe-vpc-endpoint-services --query "ServiceDetails[*].{ServiceName:ServiceName, PrivateDnsName:PrivateDnsName}" --output table
  • --query オプションを使い、ServiceNamePrivateDnsName のみを抽出
  • --output table で見やすく表形式で表示

もし、シンプルなテキスト形式が良い場合は、

aws ec2 describe-vpc-endpoint-services --query "ServiceDetails[*].{ServiceName:ServiceName, PrivateDnsName:PrivateDnsName}" --output text

を使用すると、改行されたリスト形式で表示されます。


5. 結果をテキストファイルに保存

取得した情報をファイルに保存するには、リダイレクト(>)を使用します。

aws ec2 describe-vpc-endpoint-services --query "ServiceDetails[*].{ServiceName:ServiceName, PrivateDnsName:PrivateDnsName}" --output text > output.txt

このコマンドを実行すると、カレントディレクトリに output.txt というファイルが作成され、サービス名とプライベート DNS 名の一覧が保存されます。


まとめ

本記事では、Windows Server 2016 に AWS CLI をインストールし、VPC エンドポイントサービスの一覧を取得する方法を解説しました。

ポイントのまとめ

✅ AWS CLI をインストールし、aws configure で設定を行う
aws ec2 describe-vpc-endpoint-services でエンドポイントサービスを一覧表示
--query オプションを使い、ServiceNamePrivateDnsName のみを抽出
> を使って、結果をテキストファイルに保存

これで AWS CLI を活用し、VPC エンドポイントサービスの情報を簡単に取得できます!

ぜひ試してみてください。

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